「私は自分の人生を生きていない」
「自らの発信で世間から注目を浴びたい」
そんなこと思いませんか?
私はあります。
「自分がある人」「個がある人」そんな人に
私はなりたいと思っていました。
そんなとき本書に出会いました。
「自分の意見で生きていこう」作:ちきりん
自分の意見とは、どういうものかについてを知り
「意見」を持つ大切さを学びましたので
紹介させてください。
私は、
同作者の「自分のアタマで考えよう」では、論理的思考について
「マーケット感覚を身につけよう」では、マーケット感覚について
を非常に興味深く学ばせてもらい
思わず本書を手に取ってしまいました。
今回も必読となっておりますので、興味がある方は、ぜひ本書を手に取ってください。
それでは、紹介に入ります。
「正解のある問題」と「正解のない問題」
世の中に溢れるあらゆる問題には、
大きく分けて2種類あります。
それは、「正解のある問題」と「正解のない問題」です。
例えば、正解のある問題とは
問 1+1は?
答「2」
問 私はペンを持っているを英語で言うと?
答「I have a pen.」
のように、「正解のある問題」に対する答えは、正答か誤答かの2択しかありません。
「正解がない問題」とは
「子どもを公立or私立のどちらの小学校に通わせるか」
のような問いです。
公立・私立どちらにもメリット、デメリットがあり
調べてもどちらが正解か答えは出てきません。
調べて出てくるのは
「私は私立の小学校を通わせます」
「子どもを公立小学校に通わせるべき理由」
など他者の考えのみです。
この世には「正解のない問題」が多数あり
そして「正解のない問題」について
自分の「意見」を言える人が
「自分の意見」を持っている人になります。
「意見」と「反応」
「意見」とはどういうものでしょうか
本書では
「自分のポジショニングがはっきりしているもの」
だと述べられています。
例えば「子どもを公立or私立どちらの小学校に通わせるのがいいか」
という問いに対し、以下のような3者の考えがあります。
Aさん 公立・私立どちらにもメリット・デメリットがある
Bさん その議論自体、現実が分かっていない、どちらに通うかは子どもに決めさせるべき
Cさん 私は公立の小学校に通わせたい なぜなら費用も低いし、仲の良い友達も公立の小学校に行くから
いかがでしょうか3名とも、それらしい意見ぽいですよね
結論として、自分の意見が言えているのは「Cさん」だけです。
A、Bさんともに、結局どちらがいいかの問いに対し、自分のポジショニングが曖昧です。
Aさんは、まさに曖昧で、中立信仰に陥っています。この考えを聞いた人は、そんなことはわかっているから、あなたはどっちの意見なのと聞きたくなります。
Bさんは、意見を言っているようですが、議論することを拒否し、結局結論を子どもに押し付けているに過ぎません。
本書では、
自分のポジショ ニングがはっきりしているものを「意見」
自分のポジショニングがはっきりしていないものを「反応」
と定義しています。
「SNS時代」に人格をつくる
あなたの大好きな俳優やアーティストはどんな人ですか?
かっこいいから、素敵な楽曲だから
だけではなく
テレビ番組やラジオ番組等で見せる
パーソナルな部分「人格」に魅力を感じ
大好きになっていませんか?
それでは、「SNSの時代」にファンをつくるには、どうしたら良いでしょうか?
あなたは見た目や音楽などで、他者を惹きつけることはできますか?
そんな平々凡々の私たちは、人格で勝負するしかないのです。
つまり「意見」を発信し、私たちがどのような「人格」かを示さなければいけません。
どっちつかずの「反応」ばかりの発信では、「人格」は形成できないのです。
「SNSの時代」において、「人格」を形成し、ファンを増やすために「意見」を発信していくことが大切です。
さいごに
「ブスとバカこそ東大に行け」
というセリフで有名なドラゴン桜というドラマ
その一作目は2005年
確かに当時は東大に行けば、間違いない、
東大に入れば、東大ブランドで一生安泰という風潮がありました。
確かに今でも「東大ブランド」はありますが、
今の世の中は、
「日本の大学ではなく、海外の大学に行く」
「そもそも大学に行かず、YouTuberになる」
と多様な選択があることを私たちは知り、
そしてその選択ができる時代になりました。
たったの17年で大きな変化です。
そんな多様な選択のできる時代において、
私たちが求めているものは、
「意見」を述べる人です。
「学歴なんて必要ない」
「YouTubeで食べていく方法」
など、「意見」を発信する人に私たちは魅了されています。
今回は、「意見」とは何かと「意見」を持つことの重要性を紹介しましたが
本書では、「意見を述べる4ステップ」として
「意見」の作り方が紹介されています。
興味がある方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。