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【嫌われた監督に学ぶ】プロと承認欲求について

「みんなに認めてもらいたい」

「才能がある人はいいな」

なんて思うことありませんか?

私は思います。

いつか才能を発揮して、チヤホヤされたい

そんな甘い考えが、ダサいと思わせてくれる本

「嫌われた監督ー落合博満は中日をどう変えたのか」作:鈴木忠平

という本を読み、

“プロ”とはどういうものかについて

学びましたので紹介させてください。

どんな本?

本書は、中日ドラゴンズの黄金期を築いた。

元中日ドラゴンズの監督、落合博満さん(以下、落合)について、当時、担当記者を務めて鈴木忠平さんがまとめた本です。

落合は2004年から8年間、中日ドラゴンズで監督を務めました。

その成績は、ペナントレースで全てAランク入り、リーグ優勝4回、日本シリーズ5度進出、そして日本一にも輝きました。

輝かしい成績の裏で、

選手たちは落合とどのような関わりをしたのか

そして、

なぜ落合は語らないのか

なぜ俯いて歩くのか

なぜいつも独りなのか

そして、なぜ嫌われるのか

極上のノンフィクションスポーツ物語となっています。

感動・感心するストーリーですが、

今回はそんな本書から

“プロ”とはこういうものかと学びましたので、

エピソードを3つほど紹介したいと思います。

プロ意識その1 リスク管理をする

野球選手にとって、ケガは選手生命に大きな影響を与えます。

私たちにとっての健康と同じです。

例えば、落合野球では、ヘッドスライディングが禁止されていました。

落合は派手なプレーを求めません。

派手なプレーはケガをする危険性があるからです。

例え、そのプレーが観客を喜ばせるものだとしても、

ケガをしたら、選手生命に影響が出る可能性があるからです。

そして、ケガをしても試合に出る出ないも、選手自身に決めさせます。

落合は、選手たちにケガの管理を徹底させたのです。

プロならば、”リスク管理”を徹底する。

プロ意識その2 自分の仕事を全うする

野球の世界大会、WBC(ワールドベースボールクラシック)

日本代表として、中日ドランゴンズの選手が1人も出場せず、

世間から批判を浴びるという事件がありました。

もちろん選手の意思による辞退ですが、

落合は批判を浴びました。

しかし、当時の日本代表の契約には、不明確なところがあり、

ケガや事故について、保障する項目がなかったと言われています。

もちろん勝てば名誉が得られます。

一方で、WBCで選手生命に傷がつくようなことがあっても、誰も助けてくれないのです。

選手は各球団と契約を結んでいるのであって、

野球界と契約を結んでいるわけではありません。

プロならば、他人の評価などは気にせず、自らの”仕事を全うする”ことを考える。

プロ意識その3 シンプル思考

もしあなたが監督なら

8回まで完全試合(打者を1度も出塁させないこと)をしている投手を変えるでしょうか?

落合は交代させました。

しかも、日本一がかかった試合です。

もちろん当時は批判を浴びました。

普通の監督ならば、9回全て投げさせて、選手に完全試合を達成させてあげようと思います。

選手を思うだけでなく

もし、続投させて打たれても、批判は少なく済むからです。

それでも落合は、9回に抑えに定評のある選手と交代するのです。

この交代は、選手の意思のもと行われた。

と言われています。

しかし、こんな英断をできるのは、落合だけです。

その考えは至ってシンプルです。

名誉や批判より、”勝率の高い方”を選択する。

プロ意識をまとめると

落合がしたことは、

監督として、中日ドランゴンズを勝たせること

勝つための選択をした結果、

それが、

魅力的なプレーがなくなっただの

選手を思わない、お金の亡者だの

批判され、嫌われているとされました。

しかし、そんな批判とは裏腹に、中日ドラゴンズは輝かしい成績を残すのです。

本当のファンからは、今でも強いドラゴンズ(落合復活)を熱望する声が途絶えません。

本書では落合がこんなことを言っていたとあります。

「俺が評価されるのは、俺が死んでからだろうな」

と、本当のプロとは、批判や名誉など、上っ面なものに左右されず

目的を達成するための選択をし続ける人のこと

だと思います。

さいごに

本書を読み終えて、落合のことが気になり

当時のことを語る選手たちのインタビュー映像を見ました。

その映像で、選手たちが、

落合野球とは?と問われ

「普通の野球」

と、みんなが共通して語るのです。

モノゴトを突き詰めると、シンプルになる。

いつしか、他者の目線や評価が気になり、正しい選択ができなくなる。

私たちは正しい選択ができているのでしょうか。

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