「私の人生はこのままでいいのか」
と思ったことないでしょうか。
私はあります。
そんな私の気持ちを知ってかしらずか、
アルケミスト 夢を旅した少年 作:パウロ・コエーリョ
という本を読み、非常に勇気が湧いてきましたので、紹介させてください。
どんな本?
本書は、世界で5番目に読まれている。
世界的大ベストセラーです。
なぜ本書が世界中のみなさんを魅了するのか、
それは”人生の本質”が詰まっているからだと思います。
ストーリーは、
羊飼いの少年が、宝を求めてピラミッドまで旅をするというもの
少年は決して超人ではありません。
少年も葛藤します。
ときに夢を諦め、国に帰ろうとするなど
そんな等身大の少年の姿が、わたしたちの心情と重なります。
少年が経験する試練や苦しみ、そこから得るモノなど
まさにそれに”人生の本質”が詰まっているのです。
今回は、私がこれは!と思った
人生の本質を3つほど紹介したいと思います。
夢を諦めない言葉3選
○傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだ
自分の1番大切な夢を追求するのが怖い、
自分がそれに値しなかったらどうしよう。
楽しいはずだったのに、そうならないかもしれない。
見つかったかもしれないのに、永久に見つからないかもしれない。
だったらいっそ、夢を求めなければ、こんな苦しい経験をしなくて済むのに。
そんな少年の気持ちに対して、向けられるメッセージです。
○人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ。
少年は、旅をするために羊飼いになった。
パン屋の男も、旅をしたいという夢があった。
しかし、パン屋であればお店を持てる、お金を貯めることができる。
そしてなにより羊飼いより、パン屋の方が世間の評判がいい。
パン屋は自分の夢より、世間の評判を優先した。
○何か望めば、宇宙のすべてが協力して、それを実現するように助けてくれる。
少年が旅に出る際に、言われた言葉です。
少年は最初この言葉の真実を理解できませんでしたが、
逆境を乗り越えるたびに、この言葉の真実を理解します。
少年がつらい経験、どろぼうに出会い一文なしになったとき、
砂漠の果てしなさを痛感したとき、
心が折れそうになるたびに、この言葉を思い出し、立ち上がります。
そして、この言葉の真実を理解するのです。
さいごに
本書は、世界的ベストセラーと言われるだけありました。
私が印象的だったエピソードはそのほかにも、
過酷な砂漠を渡る途中、ようやく見つけたオアシスで休息をとります。
オアシスと言っても立派な街です。
そしてとある出来事が起こり、少年はオアシスで職もお金も得て、
素敵な女性と出会い、恋に落ちます。
夢の途中とはいえ、安全な場所で、仕事もお金も得て、素敵な女性とも出会う。
普通であれば、ここで一生暮らしてしまおうと思うかもしれません。
しかし少年は、夢のためにオアシスを出て、ピラミッドへ向かうのです。
しかも、砂漠で部族間の戦争があり、いつ戦争に巻き込まれるかもしれないという状況でです。
少年の葛藤から、たくさんの学びを得られます。
気になった方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。