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【キャリアについて】寓話に学ぶ

目標へ向かう

「このままじゃダメだ、だけど私には何もない」

「何のために働いているんだろう」

なんて、思ったことないでしょうか。

私は最近、自分のキャリアについて悩んでいます。

「このままでいいのか」

「何かするにも、私にはスキルも何もない」

そんな自分から脱却しようと、日々もがいています。

そんな私を知ってか知らずか、今回「藁を手に旅に出ろ」という本を読み、

「もがき方」を学びましたので紹介させてください

どんな本

著者である荒木博行さんが、実体験をベースに、キャリアの考え方を教えてくれます。

著者がモデルである、主人公「サカモト」が人材育成の研修を通して、成長していく物語です。

本書の最大の特徴は、

桃太郎や浦島太郎などの「寓話」から、学びを得るところです。

今回は、その中でも個人的にいいなと思ったものを3つほど紹介したいと思います。

寓話から学ぶ3選

今回、紹介する寓話と読んで欲しい方は、以下の3つです。

わらしべ長者・・・私には何もないという悩みについて

花咲かじいさん・・・人生を豊かにする価値観とは

レンガ積み職人・・・なんのために働いているのか

順番に紹介していきますね。

わらしべ長者

わらしべ長者は

主人公が「ここから出た時、最初に手に取ったものを大切にしなさい」と天からお告げを受け

「藁(わら)を手に取り→藁にアブを括る→みかん→反物→馬→屋敷」

と物々交換をしていく物語です。

では、この物語の重要なポイントはどこでしょうか。

それは「藁にアブを括ったところ」だと著者は述べています。

藁+アブを組み合わせることで、子供からそれが欲しいと言われ、結果みかんと交換できた。

つまり

1つだけでは「どこにでもあるものやスキル」だとしても

2つを組み合わせることで、需要が生まれるかもしれないということ

私には何もないと悩んでいましたが、

今ある力でも組み合わせ次第で戦えるかもしれない、

本書では、どこにでもあるスキルを「マイクロスキル」と呼んでいます。

マイクロスキルは誰にでもあり、自分から見たら普通でも、他者から見るとすごいなと言われるような、ちょっとした強みのことを言います。

簡単に見つかるわけではないと思うが、諦めることはない。マイクロスキルを組み合わせて戦ってみよう

と学ぶことができました。

花咲かじいさん

花咲かじいさんは

優しいじいさんが犬の指示通りに掘ったら、小判が出てくる。

それを見た欲張りじいさんが、犬を連れ出し指示をさせ、穴を掘る、しかしゴミしか出ない。

欲張りじいさんは、優しいじいさんの真似をするけど、全て裏目にでる。

色々とあるが

結果、優しいじいさんは、枯れ木に花を咲かせる「花咲かじいさん」として、有名になる。

では、この物語で重要なポイントはどこでしょうか。

それは、優しいじいさんと欲張りじいさんの「価値観の差」だと著者は述べています。

欲張りじいさんには、「金」しか見えていません。

全ての行動や目的が「金」という単一のものに変換されてしまいます。

(ここでは「金」が悪いというわけではなく、「金」という1つのものに執着する価値観を否定しています)

結果、「金」を生み出さない犬を、価値がないと判断し、処分してしまう。

一方、優しいじいさんは、「幸せ」のために行動しています。

「幸せ」という抽象度の高いものを実現するためには、

視野をひろげ、あらゆるものを見聞きし、行動する必要があります。

つまり、お金や出世など単一の価値観に縛られることなく、

多様な価値観を持ち、それを実現しようと日々邁進することで、結果、お金や出世ついてくることがある。

ということです。

私自身、学歴という1つの価値観に縛られ、体調を崩すという経験をしました。

多様な価値観を持ち、それを実現するために、あらゆる可能性を探っていきたいと思います。

レンガ積み職人

レンガ積み職人は

同じ作業をしている3人のレンガ積み職人に、それぞれ何をしているのか?と問う

1人目は、「レンガを積んでいるんだ」

2人目は、「壁を積んでいる」

3人目は、「人が祈る教会を作っている」

と答える。

この物語で重要なポイントはどこでしょうか。

それは「目的の意識の差」だと、著者は述べています。

では、私たちはなんのために働いているのでしょうか。

例えば、あなたは新しいパソコンを売る仕事をしているとする。

なぜ、パソコンを売るのか?

A.お客さんの仕事の効率が良くなると思うから

なぜ、効率が良くなるといいのか

A.もっと価値のある仕事に打ち込む時間が増える

なぜ、時間が増えるといいのか?

A.豊かな世の中が実現すると思った。

なぜ、、、なぜと

目的のピラミッドの階層(抽象度)を上げていくと、

本来の仕事の目的が見えてきます。

仕事に追われていると、目の前の仕事を処理することにとらわれ、本来の目的を見失ってしまうことがあります。

なぜ、この仕事をしているのか という問いを定期的に繰り返し、目的のピラミッドを建設したいと思います。

さいごに

本書は、随所にイラストが入っており、非常に親しみやすい内容となっています。

また、今回取り上げた寓話以外に、桃太郎や浦島太郎なども紹介されています。

本書の特徴は、寓話とイラストの親しみやすさで、作中に引き込み、楽しみながら学びを得られるところだと思います。

気になった方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

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