「このままの仕事でいいのか」
「他の道もあるのでは」
なんて、思うことないでしょうか。
私は思います。
今回は、「ライフピボット」縦横無尽に未来を描くライフピボット 作:黒田悠介
という本を読み、これからの時代のライフピボットという考え方について、大変勉強になりましたので紹介したいと思います。
ライフピボットってなに?
ライフピボットとは
ライフ=人生
ピボット=方向転換
つまり、人生の方向転換のことです。
本書では、ライフピボット=人生のキャリア転換について、述べられています。
ライフピボットはなぜ必要なの?
一言で言うと「人生というゲームのルールが変わった」ためです。
主に以下の3つのポイントが変わりました。
①人生の長期化
②ライフスタイルの短期化
③世界の変化の加速
具体的に紹介していきますね。
①人生の長期化
人生100年時代と言われているとおり
人間の寿命は伸びており100歳まで生きるだろうと言われています。
100歳まで生きるとしたら
20歳で就職 約70歳まで働くと考えると、半世紀以上働くことになります。
また、長期化する老後に対し、今まで以上の備えが必要になります。
②ライフスタイルの短期化
副業、転職が当たり前の時代になったように
キャリアに対する考えも変わってきています。
また、コロナが世界の価値観を一変させたように、世界は絶え間なく変化し続けています。
そのような状況下で、1つの企業が長期に存在する保証はありません。
企業に依存する生き方は、非常にリスクの高い生き方になると言えます。
③世界の変化の加速
変化の加速が速くなったという事例に
5000万人のユーザーの獲得までにかかった時間というデータがあります。
飛行機68年 自動車62年 クレジットカード28年 テレビ22年 コンピュータ14年 携帯電話12年 インターネット7年 ユーチューブ4年 Twitter 2年 Pokémon GO19日
携帯電話やインターネットがあったからこそ、Pokémon GOが急速に広まったように、前のイノベーションが次のイノベーションを支える。
イノベーションの連鎖が指数関数的に世界の変化を加速させています。
つまり、
①人生が長期化するなかで②ライフスタイルが短期化し③加速する変化に見舞われる
そんな時代において、キャリア形成の考えを変えなければいけないのです。
ライフピボットに必要な能力とは
これからの時代に何が必要なのでしょうか
それは、キャリアを計画することではなく、準備することだと
本書では述べられています。
つまり先の読めない時代において、キャリアを「計画」することは難しく、
変化に耐えれるよう「準備」しておく必要があるということです。
では、具体的にどんな能力が求められるのでしょうか。
これからの時代は、以下の3つの能力が求められます。
①価値を提供できるスキルセット(スキル)
②広く多様な人的ネットワーク(人脈)
③経験に基づくリアルな自己理解(自己理解)
具体的に紹介していきますね。
①価値を提供できるスキルセット
一言にスキルと言っても3種類あると言われています。
①-1 テクニカルスキル
課題を解決するための能力のことです。
ライティングスキルや、プログラミングスキル、マーケティングスキルなど
スキルと言われて想像するものがこれらに当てはまります。
①-2 ヒューマンスキル
対人スキルのことです。
話を聴く力、プレゼンスキル、マネジメントスキルなど
①-3 コンセプチュアルスキル
概念化能力のことです。
論的思考、水平思考、チャレンジ精神、多面的思考など
全部で16種類あると言われています。
以上が、価値を提供できるスキルセットと言われています。
②広く多様な人的ネットワーク
仕事の機会や、分担など、人脈が大切になってきます。
実績を上げ、信用を高めていくこと
共同作業等により、信頼を高め深い人脈を築くことが大切になってきます。
③経験によるリアルな自己理解
夢中に勝るものはありません、自分の理解を深め、自分の価値観を明確にしていきましょう。
具体的には、毎日の日記による自己理解がおすすめされています。
能力を蓄積するために効率の良いアクションとは?
本書では、能力を蓄積するために効率の良いアクションが紹介されています。
この部分はざっくり紹介しようと思います。
①マッチングサービスを利用する
ビジネスのマッチングサービスを利用することにより
様々な人と出会う機会が得られます。
②発信し続ける
SNSやブログを通して、自分のスキルを発信することです。
③イベントに登壇する/主催する
新しい場に、出向くことで様々なチャンスが得られます。
④コミュニティに参加する/主催する
オンラインサロンや、地域のコミュニティに参加することで、視野を広げることができます。
⑤ギグワーク
Uberやストアカなど、自分の時間を売り、仕事を得ることです。
⑥ギブワーク
無償で働くことです。
例えば、友人のウェブサイトのアイコンを作成することなど
無償で手伝うことにより、自分のスキルを試す機会を増やすことができます。
以上が、本書でおススメされている、能力を蓄積するために効率の良いアクションです。
人により向き不向きがあると思いますので、私は②と⑥から始めてみようと思いました。
さいごに
人生のルールが変わり、先行きの見えない現代において
キャリアを「計画」するのではなく、「準備」しておく必要がある。
つまり「変化できるもの」が求められています。
私も自分のキャリアを一度見つめ直し、蓄積のためのアクションを少しずつ始めてみようと思います。
本書では、詳細に求められるスキルセット、蓄積のためのアクションが紹介されておりますので、
ぜひ手に取って読んでみてください。