「戦略書」と調べると、必ず「孫子の兵法」が出てきます。
また本屋やAmazonを覗いてみると、
超訳、マンガで分かる、イラストで解説など、様々な「孫子の兵法」の関連本が出版されています。
孫子は中国の春秋戦国時代、諸子百家の1人です。
今から、2000年以上前の人です。
なぜ孫子が流行っているのか、
本日は、
超訳「孫子の兵法」作:田口佳史
を読み、流行っている理由が分かりましたので、紹介させてください。
実益書であり、ビジネスにも役立つ
孫子の兵法は、「相手より優位に立ち、思うようにことを運べ」と言います。
その考えは、ビジネスの世界でも役に立ちます。
欧米のビジネススクールでも取り上げられているそうです。
孫子の兵法の教え3選
それでは3つほど紹介していきたいと思います。
①戦略の基本は、「非戦・非攻・非久」
非戦
とにかく戦ってはだめ、戦わずして勝つ方法を考える。
例えば、誰も真似できないオンリーワンの分野を持ち、挑ませないようにする。
非攻
こちらから、直接仕掛ける必要はない、
相手の不利な状況を作り出し、相手が崩れていくのを待つ。
非久
それでも戦わないといけない時は、長引かせないこと
風林火山という言葉でも有名です。
進むときは風のように速く、静かなるときは林のように静かに、攻めるときは火のように急激に、じっとしているときは山のようにどっしりと
争い事はなるだけ短く、争いによる疲弊を避ける。
②好機が来るのを焦らず待つ
まずは守りを固めることが大切。
相手を徹底的に調べ上げ、十分に負けない備えをする。
焦らずに相手が隙を見せ、勝機が訪れるのを待つ。
③相手を追い詰めすぎない
相手が負けを認めたら、それ以上攻めてはいけない。
トラブルを招くより、逃げ道を用意してあげる。
「窮鼠、猫を噛む」と言われるように、
追い詰められた相手から、猛反撃を受ける恐れがあるからです。
さいごに
孫子の兵法は、
なるだけ戦わないこと
徹底して情報を収集し、準備すること
それでも戦うときは短期に、相手は攻めすぎないこと