「今のままでいたい」
「ずっと変わらずにこのままがいい」
なんて、思わないでしょうか。
正直私は、思います。
そんな私の心を見透かすような本に出会いましたので、紹介させてください。
「チーズはどこへ消えた?」
作:スペンサー・ジョンソン
「変化」への対応について、4者の違いが描かれています。
そこで描かれる
少しずつ現実を受け止め、葛藤し変わっていく者の姿に
私もこのままではいけない!
変化という恐怖に勝てず、変われない者の姿を見て
そんな人の味方になれる人になろう!
と思わせてくれた本です。
たった80ページほどの内容ですが、読み終わったあと、きっと行動したくなりますよ。
適応の違いについて気づかせてくれる本
「今の当たり前は、本当に当たり前なのか?」
この本は、チーズ(食料)がなくなるという変化について、4者(ねずみ2匹・小人2人)の対応の違いが描かれます。
そこで描かれる4者の違い
すぐに変われるもの
すぐには変われない者
ずっと変われないもの
など
だれに感情移入するかによって、感想がかわってくるかも知れません。
そこで描かれる
「勇気を持って変わろうとする姿」
「変われず葛藤する姿」
に、私はとても共感しました。
この本を読んで、私は次の3つの大切さを学び、そして考えさせられました。
①変われない、真の敵は自分自身である。
②現状を理解し、そして選択肢する。
③人には、それぞれのペースがある。
1つずつ紹介してきたいと思います。
この本が教えてくれたこと3つ
①変われない敵は、自分自身である。
人が恐れている事態は、実際は想像するより悪くない。
自分の心の中に作り上げている恐怖の方がよっぽど怖い。
チーズが無くなった迷路という世界で、部屋を飛び出すことの恐怖が描かれます。
実際に外の恐怖を味わったわけではないのに、外が恐怖の世界であると勝手に脳内でつくりあげてしまっているのです。
恐怖を作り上げているのは自分なんだ
そう気付かせてくれます。
②現状を理解し、そして選択肢する。
チーズが無くなったという現実に対し
なかなか理解できず(しようとせず)待っていれば、いつかチーズが出てくる。と現実逃避するもの
チーズがないという現実を理解し、外の世界へ出発し、そして新しいチーズを発見する者
現状を理解し、新しい世界で、今できることをする大切さが描かれています。
適応の大切さについて、気付かせてくれます。
③人にはそれぞれのペースがある
変化の対応について、4者の違いが描かれますが、
なかなか変われないものも描かれます。
最初は、
なんで変われないんだ?
いい加減気づこうよ!
と思うこともありました。
しかし、変化に対応したくても、できない者がいるということも理解できました。
人はそんなに強くない、変化という敵(自分)に負けてしまう人もいる。
と気付かされました。
さいごに
本書はたった80ページ程度のお話なので、1時間程度で読むことができます。
話も物語形式ですので、非常に読みやすいです。
物語の後は考察も書かれています。
興味を持った方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
そして、
変化をかぎ分け、適応できない者の味方ができる人になってほしい。
そう思いました。